*ターミナル*


  キャサリン・ゼタ=ジョーンズってかわいいんだね。と初めて思いました【笑】迫力姐さんというイメージが強かったのでこの映画ではあまりの可憐さに半ばため息をつきながら制服姿を拝ませてもらいました【←変態】メイクもナチュラルで何より髪型がかわいい。今までのゴージャス美人でもちょっと(かなり?)怖いというイメージを、払拭して余りあるほどのかわいさ。
  で、相変わらずトム・ハンクスはうまいし。スピルバーグの撮り方もキャッチミーイフユーキャン的だったし。大満足!!といいきりたいところなんだけれども。

  確かにトム・ハンクスはうまかったしキャサリン・ゼタ=ジョーンズはどうしたのこれっていうくらいかわいかった。”泣けよ泣けよほら”とかものすっごいハリウッド映画的ってのでなかったのもわりと心地よい映画だったんだけれどもよ。
  なんか、説得力ないと思ってしまうのも否めない。逆にこれぞハリウッド!!と開き直った映画だったらそうは思わなかったかもしれない。いかにもをちょっと外したがためになんか腑に落ちない点がぽろぽろ。
  まず、あんな結果になるなら、別に恋愛要素いらなくないか???あれ必要???あれはあれでハッピーエンドですか。そうですか。うーん。なんか男癖の悪いFAがふらふらしただけみたいな【汗】なによりこだわってたナポレオンとジョセフィーヌのエピソードが活きてない。 不発。ぽんぽん投げられてる割には。「私のためよ」ってあれは一種の自己犠牲を示してるのかなぁあなたのビザをもらうために私は彼とよりを戻したっていう。ちょっと曖昧というか、ラブストーリーをひっぱったわりにはあっさり。いっそのこと別に恋愛はなしで、友情ものにしぼった方がストーリーとしてもまとまったしわかりやすかったのではないかなぁ。
  でもそれより何よりあなたNYにこだわる理由それですか!!散々引っ張っておいてそれじゃちょっと拍子抜けだよ、あんた【誰】動機として弱くないですか?
  てか、あの噴水、結局吹き上がらなかったんだね・・・。二人がキスして噴水上がってってのを期待してたらなんのなんの。「きちがい」よばわりで雲行き怪しいし。
  なんだかこの三点くらいで3度、「ん?もしかしてこれノンフィクション?」と思いました。こういうところで都合よくしとくのがフィクションの醍醐味じゃないかね。
  全部が全部ご都合主義じゃないとか、である、とかだったらどっちにしろその映画のカラーだとすんなり見れたんじゃないかと。ごちゃまぜになってるからなんだか統一感のない感じがしちゃいました。
  でもでも。逆に考えれば絶対ありえねーという設定に少しでも真実味を与えるための風穴みたいなものだとも言えるかも。
  実際人があるものに対してもってるこだわりと動機だとかって他人にはどうでもいいちっぽけなことの方が多いじゃないですか。でも、だからこそ、本人にとってはものすごく大事だったり。

  トム・ハンクスの映画を見るたびに役者は顔じゃないと思い出します【笑】なんだかんだいってもわりと満足。前半テンポがいいのに後半ちょっとどたばたしてしまったのが残念。最後の瞬間までキャサリン・ゼタ=ジョーンズが戻ってくるんじゃないかと疑ってたらいつのまにか終わってました【笑】
  そういえば明らかにそこで泣くべきだろ!!というおじいちゃんが飛行機を止めるシーンではそれまでに泣きすぎて泣けなかった【汗】
  あそここそ泣くべきところだったのになぁ・・・。
  後で振り返るとつっこみどころは満載だったけどつっこむとこのないものの方が珍しいしもともと空港が好きなのでそういう意味でも楽しめたから満足。

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